補正について:
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補正について

私が一時期きものから遠ざかってしまった原因のひとつが、補整。 結局いまは、最初教えられた補整をずいぶん省いてます。 着付け講師免状を持っている友達からも、日本和装の着付け教室でも、補整はするものと教わりました。 着付けの本を立ち読みする限りでも、だいたい補整すべしってことになってるようです。 腰からお尻にかけての窪みをなくすタオルと、おなか周りを寸胴にするためにウエストを1週させる3枚重ねのタオル。 その上からさらに長襦袢を留める金具のついた補整具。 これが私が習った補整です。 そして今は、腰からお尻のトップにかけてのくぼみ、ここは補整しないと帯が決まらないので タオルを当てて腰紐でとめてます。くぼみがなくなるかんじに。それだけ!

これでもまだくぼみがあるので足りてないんですけど、おっくうで・・・ そのうちこの部分専用の補整具<腰布団>を購入するつもり。 ところで中高生が夏に着る浴衣は、みんな補整してないのが一目でわかる。 それはやっぱり後ろ姿の帯下がきゅっとしまりすぎてるからなんですよね。 帯がベルトの役割をしてくぼみを強調している。洋服ならそのほうがいいんですが、 浴衣となるとやはりへんなのです。同じように思う方多いのではないでしょうか。 だから補整は帯が安定するよう、腰からお尻のくぼみを埋める。それだけでよし。 このポイントだけ押さえていれば、ほかの補整はしなくともそこそこきれいに着られる、 というのが私の実感なのですけど。 (こればかりは体型によるから断言できないのですが・・・) 習ったとおりだと、ほんと気楽に楽しむという感じではなくなってしまいます。 ふだん、ちょこっとおでかけにきものを着るといった程度なら特に。 がちがちの補整は、礼装のときだけでいいのではないでしょうか。 着付け教室などで教えてもらうのは、礼装の着付けが基本になってると思うんです。 あと、美しいキモノとかのマダム系雑誌。 もう折り紙折ったみたいにかっちりと着てますね。 現代ではきものを着る時はだいたい、結婚式とかお葬式とかの席。 だから、きっちりかっちり着なければならないものという固定観念が定着してしまったのだと思うのですが・・・。 私が、こんな風にきものを着たいっていう理想は、竹久夢二や中原淳一の世界です。 先日、夢二の奥さんと恋人の写真を本で見ましたが、そのきもの姿の美しいことといったら!! ご本人たちが美人なのは確かなのですが、適度なくったり感があり、それがなんともいい感じ。 やわらかそうな。 これだよこれ!! こんな風に着たいなあ、こんな風に着こなす人が増えてほしいなあ。 自分はどこを補整すべきなのか、どの補整を省いていいのか、慣れるまでなかなかつかめないと思いますが、 日常にたのしみで着るきものなら、補整は省けると考えていいと思います。 参考までに:明治、大正時代の女性の写真を見ると、かなりくったくたに着られてます、みなさん。 帯のお太鼓はかなり大きかったり、長襦袢の襟がかなり出ていたり。 いま、あの感じで外を歩くと「まあ、着崩れちゃって・・・」っていう目でみられてしまうんでは。 でもそれが普通だった時代があることを考えれば、きっちり着ないとっていう脅迫観念からは開放されるのでは? 「明治・大正美人」を特集した写真集がでているので、せひ一度本屋さんで探してみてください。

tententen(楽天市場店)より

tententen(楽天市場)